1976年のパリ・テイスティングを知る以前、あるいは国ごと、品種ごとのワインの特徴をほとんど知らないときに衝撃を受けたのは、カリフォルニアのワインだった。
流行り廃りや飽きというものはあるが、樽ドネなどと揶揄される香り高いシャルドネを口にしたときの驚きは、今でも鮮明で、それも国や品種を意識する以前に感じたものなので、「時々飲むワインが持つこの特性は何なのか」といつも不思議に感じたものだ。
今でも覚えているワインの一つが、GARNET VINEYARDSがシャルドネで造るこのワイン。確か色は黄金色で、バニラやナッツ、熟した桃のリッチな香り。更にキャラメルのような香りまで含んでいた。
80%フレンチオーク、20%アメリカンオークで10ヵ月熟成、アルコールは13.6%。
カリフォルニア州セントラル・ヴァレーの海岸沿い中央付近に広がる、モントレー・カウンティ(AVA)は、寒流であるカリフォルニア海流を遮る丘陵がないことから、比較的冷涼な気候である。
私は長い間、色調が濃いワインはきっと温暖な地域で栽培された葡萄(熟した葡萄)から造られたのだろうという印象を持っていたが、それよりも、熟成したワインであるか、あるいは樽熟成の期間が長いか、どちらかの影響によるところが大きいと思われる。
少なくとも、このワインはまさに樽熟成の影響でこのような色調をしているのだと想像する。
思い出していたら、飲みたくなってきたな…
カリフォルニアワインの衝撃
- 2025年2月1日
- 2025年2月1日
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